大阪・北区、26歳女性の部屋に侵入、わいせつ行為も- 大阪府警大淀署は13日、特殊な工具を使って錠を開ける「ピッキング」と呼ばれる方法でマンションの女性宅に侵入、金品を奪おうとした上、わいせつな行為をしたとして、強盗未遂などの現行犯で京都府城陽市平川浜道裏、かぎ店経営、赤松秀樹容疑者(29)を逮捕した。 調べでは、赤松容疑者は同日午前零時すぎ、大阪市北区のマンションの女性会社員(26)方に、特殊な工具で玄関の錠を開けて侵入し、「金を出せ」と脅迫。女性が「ない」と答えると体を触った。女性は気付かれないように同僚男性に携帯電話をかけ、この男性が110番したという。 ピッキングドロはかぎ店店主だった ― スポーツニッポン 2000年(平成12年)11月14日(火曜日) ― - 気づかれてわいせつ行為 - プロのやることか、”キー”てあきれる 大阪市北区のマンションに忍び込んだ男が、気づいた女性に対してわいせつな行為をしたとして13日、現行犯逮捕された。男はかぎ店を経営しており、女性宅には「ピッキング」と呼ばれるかぎ開けの特殊工具を使用していた。ピッキングでの空き巣や強盗はここ2−3年の間で急増しており、かぎ店には付け替えなどの注文が相次いでいるさなか。当の職人による犯行に、警察では余罪がないか厳しく追及している。 「ピッキング・ドロ」を捕まえてみれば、かぎ店経営者だった。警察では”経験”を生かしてかぎを開け、侵入したとみて調べている。 13日、大阪府警大淀署に強盗未遂などの現行犯で逮捕されたのは京都府城陽市平川浜道裏のかぎ店経営・赤松秀樹容疑者(29)。 調べでは、赤松容疑者は同日午前0時すぎ、大阪市北区のマンションの女性会社員(26)方に、特殊な工具で玄関の錠を開けて侵入。就寝していた女性が気付くと「金を出せ」と脅迫し、女性が「ない」と答えると体を触るなどした疑い。 同容疑者は、かぎを紛失した客の依頼などで日常的に錠を開けており、逮捕時もピッキング用の工具3本を所持していた。女性宅では気付かれるまで40−50分間、室内を荒らしていたとみられる。 被害を受けた女性は、赤松容疑者がわいせつ行為に夢中になっている間に、気付かれないように近くにあった携帯電話を取り同僚男性にダイヤル、電話をつなぎっぱなしにしていた。そして「どこから入ったんや」「やめて」「出て行って」などと悲鳴を上げ、それを聞いた男性が110番通報したという。 女性はマンション敷地内で午前8時ごろに赤松容疑者の姿を見ており、同容疑者は数時間にわたって部屋を物色していたとみられる。 ピッキングは2本の金属製の細い棒をかぎ穴に突っ込み、錠を開ける方法。警察庁などによると”プロ”になると普通の錠の場合、数十秒で開錠することができるという。 ここ数年で急増「居直り」事件も ピッキングによるとみられる窃盗などの被害はここ2−3年急増している。 警視庁によると東京都では1997年に456件だった被害が98年に1106件、昨年は6111件と爆発的に増えている。 最近ではかぎ穴に接着剤を入れて発見を遅らせるケースや、被害者に催眠スプレーをかけたり、発砲する悪質な「居直り」事件もひん発。背後に暴力団がいることも考えられ、警視庁ではこの9月に「ピッキング用具使用侵入盗総合対策本部」を設置し警戒している。 警察庁によると被害はマンションの上部階でも出ており(1)複数個のかぎを付ける(2)近所の人たちと協力して、不審人物がいないか注意する、などの対策を呼びかけている。