マンションを専門に狙った空き巣が大阪府吹田市内で続発していることが2日、分かった。昨年1年間で約100件の被害が出ている。いずれも金属製の細長い工具を鍵穴に入れてこじ開ける「ピッキング」という手口で、玄関から侵入している。大阪府内では昨年、約1000件のピッキング盗が発生しているが、吹田市内が約1割を占めている。府警吹田署は目撃情報などから、アジア系外国人グループによる犯行とみて警戒を強めている。
調べでは、3〜4人の男性グループで、1人が実行役、ほかのメンバーがマンション周辺で見張りをするなど役割分担をしているといい、中国語を話していたとの目撃情報などがある。同署は不法入国者を中心に重点捜査している。
犯行時間帯は昼間がほとんど。特に新御堂筋沿いの中高層マンションに被害が集中しているといい、マンションの留守宅1〜3件が被害にあったケースが最も多いが、中には留守宅8〜9件が一度に狙われたケースもあったという。
被害品は現金のほか、健康保険証、パスポート、貴金属やクレジットカード類など。パソコンを盗まれていることもあった。金目の品は質店に流されているとみられる。
吹田市内での窃盗事件は昨年1年間で約7000件あり、このうち自転車泥棒など以外の家屋内に盗みに入る「侵入盗」が約800件。うち、マンションを狙ったピッキング盗が約100件を占める。
同署は「吹田市はマンション住まいで、しかも単身や共働きなど留守がちな家庭が多く、狙いやすいのでは」と分析。「不審な人物を見かけたら『何かご用ですか?』と声をかけたり、不審な車はナンバーをメモするなどして警察に通報してほしい」と注意を呼びかけている。
[毎日新聞2月2日] ( 2001-02-02-15:01 )

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