職質中の警官殴った男に発砲、重傷 東京・板橋区

 11日午後4時50分ごろ、東京都板橋区宮本町の路上で、パトロール中の警視庁志村署の警部補(55)が不審な3人組の男に職務質問をしたところ、3人は逃げ出し、うち1人の男が警部補の顔を殴った。警部補は取り押さえるため、短銃を1発発砲、背中に当たった。男は病院に運ばれたが、重傷。男は公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。

 調べでは、同署の警部補が同僚と巡回中、外国人とみられる3人組の男を見つけ、警部補が1人で声をかけた。3人が逃げようとしたため、1人をつかまえたところ、男は手を振り回して、警部補の顔や胸をなぐり、逃げようとした。

 このため警部補は「待て、逃げると撃つぞ」と警告した上、男に向けて発砲し、取り押さえた。警部補は顔や胸に軽いけがをした。

 男の上着のポケットからピッキングに使われる特殊な道具が見つかった。同僚は少し離れたところで待機していたという。

 同署の二階堂輝志副署長は「職務質問した警察官に対し、暴行に及んだ犯人を逮捕するため、警告の上、犯人に向けて発砲したものであり、適法妥当なけん銃使用だ」とコメントした。(21:47) 朝日新聞 2002.1.11