車上狙い激増、手口も大胆に 過去最悪5415件−−昨年・県警調べ /群馬 (毎日新聞)[4月12日19時11分更新]
昨年1年間に県内で発生した車上狙いの被害が、5415件と前年よりも706件(14・9%)も増えて、過去最高になったことが、11日までの県警の調査で分かった。今年1〜2月もすでに1297件と昨年を上回るハイペースで発生しており、県警ではドライバーに注意を呼びかけている。
県警刑事部によると、昨年の車上狙いのうち7割近い3599件が、鍵をロックしていたにもかかわらず、こじ開けられたという。ドライバーや石で窓ガラスを割る手口が多いが、かぎ穴そのものを外す大胆なケースもある。
被害場所は駐車場が4783件と9割近くを占めており、路上(466件)、その他(166件)と続いている。デパートやパチンコ店、病院、マンションなどの大型駐車場では、同一犯によるものと思われる犯行が一度に十数件発生することもある。
一昨年の統計では、被害時間は、買い物や食事などで駐車場に駐車するケースが目立つ午後4時から同8時までの間が最も多く、逆に午前4時から同8時までが最も少ない。曜日別に見ると、木曜日が最も多く、火曜日が続いているが、日曜日は520件と最も少なくなっている。
昨年1年間の被害品では、キャッシュカードや預金通帳を含むバッグや財布などが2754件と最も多く、次いで衣料品類(2419件)、カーコンポなどの機器(242件)と続いている。
衣料品はブランド物のほか、「下に何かあるのでは」と思われて被害に遭うことが多く、カーコンポなどは主に転売目的で盗まれるという。
昨年の被害金額も約3億1700万円に上っており、そのうち現金が約1億5400万円と、半分近くを占めている。同課は「車の中に物が見えるようにすると、被害に遭う可能性が高くなる。大事な物はトランクの中に入れるなどの注意をしてほしい」と呼び掛けている。【森直由】(毎日新聞)
[4月12日19時11分更新]