たばこ100万円分盗難 北九州のたばこ店で 2003 年 10 月 31 日 毎日新聞
北九州市小倉北区片野5のビル1階にあるたばこ店=司アツヱさん(68)経営=で、店頭の棚と奥のスチール製ロッカー内から、たばこ約3700個(約100万円分)が盗まれた。小倉北署が窃盗事件として調べている。
調べでは、店のドアの取っ手に近い金属板の一部が内側に押しこまれ、周辺にドリルでつけたとみられる傷があった。取っ手は内側のつまみで解錠、施錠するサムターン錠付き。犯人は金属板を押しこんで作った穴に手を入れて解錠したらしい。こじ開けられたレジから現金約2万円も盗まれた。27日朝、司さんが同市小倉南区の自宅から店に来て被害に気付いた。26日夜から27日朝にかけて盗まれたらしい。司さんは理容師の夫(70)と一緒に33年前に開業。夫の理容店の一画でたばこを売り続けてきた。夫婦は「街頭のたばこ店はコンビニと違って24時間張り付きというわけにはいかない。同じ被害が出ないか心配だ」と話す。
耳かき状の工具で解錠する「ピッキング」や、ドアにドリルで穴を開けて工具を差し込み、取っ手内側のつまみを回す「サムターン回し」など特殊工具を使った侵入窃盗事件が全国で相次ぐ。9月には特殊な解錠工具の所持を禁ずる「ピッキング防止法」が施行されている。
マニュアル本頼り 事務所荒らし 215件関与供述 福岡 西日本新聞
福岡中央署は三十日、窃盗容疑などで逮捕、起訴された福岡市中央区福浜一丁目、無職谷康稔被告(36)が、二百十五件(被害総額約二千四百万円相当)の事務所荒らしの関与を供述、裏付けの取れた十一件(同約四百八十万円相当)を追送検し捜査を終えた、と発表した。
谷容疑者は、ピッキングの手口を図解したマニュアル本と金属棒を通信販売で購入、犯行に及んでいたという。
調べでは、谷容疑者は二〇〇〇年十二月から逮捕される今年七月までの間、同市内の会社事務所や司法書士事務所など十一カ所にピッキング用具を使って侵入。金庫などから現金約四百五十万円を盗んだ疑い。
谷容疑者は、玄関にオートロック式設備がないなど侵入できそうなビルをメモ帳に記載。深夜から未明に侵入し、パソコンや印紙なども盗んでいたという。谷容疑者は約六年前に失業後、約二百万円を借金。妻には「料亭で深夜勤務している」と説明し、盗んだ金を「給料」として渡していたという。七月、同市中央区舞鶴の司法書士事務所に侵入し、建造物侵入の現行犯で逮捕された。